グラサレマ

グラサレマ山脈自然公園地区
標高250〜1654m
イベリア半島の南部で最も美しく優雅で力強い山脈

カディス県北東、マラガ県西に接し標高1500mの松林の山並みが要塞のように聳え立ちカデイス県で一番高い山1653mが山脈北方面にある。
そのため大西洋からの冷たい風、空気がこの山脈にぶつかりここはイベリア半島のなかで最も降水量が多い(1年の降水量2m)。
深い松林の山脈をグラサレマ川が流れ、植物が生い茂っている。

長い歴史のなかで氷河が溶けた後、水の侵食作用によって洞窟、深い裂け目,山峡などがつくられた。
グラサレマの町

グラサレマ山脈自然公園 グラサレマはそれぞれのモザイクが組み合わさってできた町で、景観は生命力に溢れている。

岩場、巨大な石壁の連なり、険しい切り立った岩山、洞窟、石の多い場所(石垣、石壁)、植物、激流によって生じた小渓谷、小川、小道、石灰の岩、粘土質の岩、激しい標高の変化、異なる湿度 etc....

グラサレマは不思議な魔法にかかっているといわれる。
昔から変わらぬそこにあるがままの自然が残されていて魅惑的な時間が流れている。


石灰岩でできたピラミッドがあり2つの尖った山頂は、時計頂サン・クリストバル頂と名が付けられている。

1986年国立公園に指定。
1977年
UNESCO生物圏保護地区に指定


モミの育成する森は、スペインではここ以外に
雪の山脈 , ベルメハ山脈がありそのどちらもマラガ県にあり先史時代から生えているとも言われる。
地中海地方では他のモミの一種も育ち、それら全てが地方特有で遺産として残されている。
グラサレマではモミの木が標高1000m以上の山脈頂上を覆っている。
最後の氷河時代が終わり、氷が解け流れ去った後、一種のモミの先祖が北から生育し始めた。


主な植物は、カシワの一種、ピスタチオ、ソラマメ、カシの類イナゴマメの木、セイヨウサンザシ,キイチゴ野生のイチジク、オリーブ、シダの木、クルミなど。

秋は、紅葉が大変美しいく赤・黄・オレンジなどに色を変える。

黄褐色のハゲ鷲・ハゲ鷹群のヨーロッパで一番大きな集落がある。
アンダルシアに生息する鷲は、毎年アフリカからやってくるが、秋にはかなりの数の鷲の集団がジブラルタルに集る。

カワウソ、ジャネット、山羊、鹿、ノロ(鹿の一種)、マングースの一種、かなりの数のコウモリが集団で生息する洞窟がありイベリア半島で良く知られている。

旧石器時代の洞窟が残っており内部に造られた小さな聖水盤は考古学上アンダルシアで最も重要な遺跡に位置づけられています。

この辺りにケルト人の小さな部落がありALEXIAと呼ばれていた。

ローマ時代、LACILBULAと呼ばれていたがこの名は、その時代からかなりの水量で流れていたグアダレテCILBUS と言われていたことからきている。


8世紀に始まるイスラム時代にはベルベル族が住んでおり、この部族はいろいろなものをここに残していったがグラサレマという名もそうカリファの娘サレマが自分の名を付けたサレマ村を統治していた。グラサレマの名は、彼らが「サレマへようこそ」と呼んでいたことに由来。

町の中の入り組んだ細い迷路のような不規則な道のつくりはアラブ時代のなごりで、白い壁、きれいに花々が飾られた中庭、ベランダにも陶器の鉢に飾られた花々が置かれ大変美しい町です


穀物をひく大きな製粉機、製粉所がある。

森林は薪、建築資材、カーボン紙に利用

主な産業は牧畜業、農業

昔から伝わる野菜栽培を守っていて農薬は一切使われていない、それぞれの時期・季節で採れたもので料理を作る
名物は、豚の腸詰め山羊の白チーズ、羊の燻製チーズ牛乳のビスコッチョ、アーモンドのタルタ

伝統工芸は、カーペット・毛布(新鮮な羊毛)、陶器

冬は、ほとんど太陽が見られず2ヶ月間地表が凍りつく。